平成28年度 住民サービス部門 モデル「道の駅」のご紹介
「道の駅」の質的向上に向けた取組として、全国各地の「道の駅」の模範となる“特定テーマ型モデル「道の駅」”が“住民サービス”をテーマとして募集が行われ、平成28年10月12日、国土交通省により以下の6駅が認定されました。
<平成28年度 住民サービス部門 モデル「道の駅」>(全6箇所)
① 両神温泉薬師の湯(埼玉県小鹿野町)
② 桜の郷荘川(岐阜県高山市)
③ 美山ふれあい広場(京都府南丹市)
④ 鯉が窪(岡山県新見市)
⑤ 小豆島オリーブ公園(香川県小豆島町)
⑥ 酒谷(宮崎県日南市)
◎認定された「道の駅」6駅の特長をご紹介します。
道の駅「両神温泉薬師の湯」(埼玉県小鹿野町)
○ 町は早くから保健・医療・福祉に力を入れ、「道の駅」を両神地区の地域福祉サービスの拠点として位置付け。
○ 農林産物直売所での買い物や出品、温泉施設やデイサービスセンターの利用等といった「道の駅」の機能により、
高齢者が集う生きがいづくり・交流の場を形成。
○ 併せて「道の駅」にバスターミナルを整備し、谷合の集落から「道の駅」への高齢者の移動手段を確保。
道の駅「桜の郷荘川」(岐阜県高山市)
○ 温泉施設や屋内運動場を活用した住民密着型の取組により、住民の憩いの場、交流の場として機能。
○ 温泉施設利用者への無料送迎サービス、屋内運動場でのスポーツフェスティバルの開催等、
地域住民の健康増進に資する様々な取組を実施。
○ 「道の駅」が地区のまちづくり協議会へ積極的に参画・連携し、住民ニーズを踏まえた取組を展開することで、
地域住民の交流の場を形成。
道の駅「美山ふれあい広場」(京都府南丹市)
○ 住民生活を支えるため、住民出資で会社を設立し、既存施設を活用して日用品販売の継続を実現。
○ 行政関係施設に加え、福祉施設(診療所、保健福祉センター、高齢者コミュニティセンター)や住民サービス施設
(日用品販売施設「ふらっと美山」、郵便局)等の様々な機能を持った施設が連携し、総合的な拠点を形成。
○ 住民自治組織(平屋振興会)が中心となって組織を包括し、行政の役割を担いながら地域への貢献を「道の駅」で実現。
道の駅「鯉が窪」(岡山県新見市)
○ 地域づくりの計画から運営まですべてにおいて住民主体を掲げ、地域コミュニティーの形成に大きく寄与。
○ 診療所・図書館・認定こども園・行政窓口・「道の駅」の産直市等の地域振興施設の機能を集約することにより
ワンストップサービスを実現し、先進的な「小さな拠点」を形成。
○ 「道の駅」を中心としたデマンドバス等の運行や宅配・安否確認サービスの実施など高齢者に優しいサービスも提供。
道の駅「小豆島オリーブ公園」(香川県小豆島町)
○ 健康で生きがいのある小豆島の創生に向けて、「道の駅」をその中核を担う拠点として位置付け。
○ 福祉関連施設の「サン・オリーブ」では、介護予防教室や健康教室、健康に関する講演会等、
地域住民の健康増進に資する様々な取組を実施。
○ オリーブを核として「道の駅」全体であげた収益を「サン・オリーブ」の運営に還元することで、
これらの健康増進の取組を維持し、継続的な住民サービスを実現。
道の駅「酒谷」(宮崎県日南市)
○ 「道の駅」の収益を、「酒谷地区むらおこし推進協議会」に還元することにより、地域の自治活動や交流活動、
雇用創出の拠点として「小さな自治」を形成。
○ 小中学生の学びの場、地域住民の交流の場として、郷土料理や伝統文化の継承など地域活性化に資する取組を実施。
○ 高齢者の見守り活動も兼ねた弁当宅配・農作物の集荷代行等の住民サービスを実施。
2016年10月19日